【体験談】石の上にも三年と言われるのは何故?三年続ける意味はある?

「石の上にも三年」よく使われることわざです。

仕事のケースで使われるときには、「仕事をすぐにやめてしまわずに、まずは三年くらい我慢してやってみよう」といった意味です。

私は合わない仕事や職場や人間関係に対して悩んだときに

「3年も続けて本当に意味があるのか?」

「何故そもそも3年と言われるのか?」

と疑問に感じていました。

結局、私は、新卒で入った会社は約1年で辞め、次に就職した会社では8年近く勤めました。

そんな私が、石の上にも3年という言葉に対して思うことを綴ってみたいと思います。

目次

【体験談】石の上にも三年と言われるのは何故?

「石の上にも三年」の意味は?

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「石の上にも三年」。

石の上であっても三年も座っていれば、最初は冷たいが、いずれ自分の体温で暖かくなってくる。

つまり、最初は居心地が悪くてもだんだんと慣れてくるものだといった意味で使われますね。

何故そもそも三年と言われるのか?

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一般に「石の上にも三年」の「三年」とはある程度の長い間というくらいの意味しかありません。

ただ、私は会計系の職種で約8年ほど勤めた経験があるのですが、そこでの経験からいえば、3年という数字にはある程度納得がいく気がします。

・1年目は新しいことを覚える

・2年目は1年目に覚えた業務を、もう一度まわす

・3年目は全体が見えてきて独自の改善・提案ができるようになる

日本では、業務サイクルが1年ごとに回っていく会社がほとんどです。

年度計画や予算管理・目標をたてて実行する、そして年度末には決算を締めて集計する、など、企業活動は基本的に1年のサイクルで回っていきます。

私の会計という職種だったからかもしれませんが、業務をまず1年サイクルのなかで1回まわしてみないことには、仕事の流れがつかめないのです。

仕事の流れをつかみ、守破離を実践していくうえでも、3年という年数は概ね妥当な数字なのだろうなと感じました。

ー「守破離」の意味は?

・「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。

・「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。

・「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

やっぱり三年は我慢して続けるべき?

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三年という数字が妥当だと言ったものの・・

じゃあ、仕事や職場や人間関係が合わないと感じたとしても

「仕事をすぐにやめてしまわずに、まずは三年くらい我慢して続けるべき?」

と聞かれれば、答えはNOですね。

私は、最初に新卒で就職した会社は、3年どころか1年足らずで辞めてしまいました。

(3年も続けていたら・・と考えるとゾッとします。時間の無駄ですね。)

私は、はじめの会社は不動産会社に就職し、マンションを売る営業をやっていたのですが、1年で辞めた理由は、社長の考え方や社風、職場の雰囲気、人間関係が肌に合わないと感じたからです。

そして、1年で辞めることを決断したことは正解だったと感じています。

もし、自分のなかで仕事内容に責任や愛着を感じているなら、まずは3年やってみて、自分なりに慣れていきながらスキルアップしていくことを勧めますが

合わない理由が、社長の考え方や社風、人間関係などであり、仕事に愛着や責任を感じられないのであれば、続けるのは時間の無駄です。

石の上にも三年。

その石は本当に自分が座りたかった石なのか?

それを考えたときに、私の場合、最初の会社は明らかにNOでした。

3年で会社が変わるとは到底思えませんし、そんな会社に我慢して居続けても結局のところ、そもそも合わないものにどれだけ自分が合わせられるかという忍耐強さを養うくらいにしかなりません。

忍耐強さなんてものは、転職市場ではあまり履歴書に書いて大きなアピール力があるスキルとも思えません。(大事なことだとは思いますが・・)

むしろ、結果が見える成果を出していたり、資格を持っていたりするほうがアピールになると思います。

三年続けるリスクもある

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個人的には、合わない会社で三年続けることにもリスクがあると思います。

働きはじめて三年も経つと、なんだかんだで、その仕事を前提とした生活基盤が確立されてきます。

男性であれば、結婚したり家を買ったりすると益々身動きが取れなくなります。

合わない石に座り続けると我慢することに慣れっこになって、

・今いる会社でも良いところはある

・転職してもどうせ良いこと無い(自分には無理)

と自分を現状に納得させようという変な感覚になるようです。

実際、私がいた職場で先輩が話していました・・)

転職に向けたエネルギーが不思議と湧かなくなってくるようです。

まとめ

新卒であれば、長く勤めるという経験がないので、今の仕事を辞めることに抵抗を感じる人もいると思います。

たしかに、「石の上にも三年ってことわざを知らないの?」と言われることもあるかもしれません。

ただ、1年で最初の会社を退職して、次の会社で8年勤めた私からすれば、全く気にする必要はないです。

私は1年で辞めたことを後悔していませんし、むしろあのとき1年で辞めたおかげで無駄な時間を過ごすこと無く次に進むことができたと思っています。

時間は有限ですし、「石の上にも三年」と話してくる周りの人が自分の人生の責任をとってくれるわけではありません。

迷いがあるなら、今の仕事が好きかどうか、責任や愛着を感じられるかどうか、じっくり考えてみると良いですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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