私の幸せな結婚|漫画28話ネタバレ予想!清霞の負傷と夢見の力・小説2巻

和風シンデレラストーリー『わたしの幸せな結婚』。

この記事では、漫画28話のネタバレをご紹介します。

この記事は、原作小説をもとにネタバレを書いています。

※連載漫画28話の公開前は、小説をもとに漫画のあらすじを予想しています。

※連載漫画28話の公開後は、実際の漫画をもとに更新しています。

現在何話まででてるかは、こちらの記事で確認してください。

私の幸せな結婚|原作小説は完結してる?漫画が何巻・何話まででてるか解説

目次

わたしの幸せな結婚|漫画28話ネタバレ予想

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

美世は清霞の居場所が分からないまま、走り出しました。

なので焦る気持ちを少しでも抑えようと、新と話し合うことに。

清霞に意識がないことから、屯所にはまず居ない…

ならば、久堂家の本邸か美世の住んでいた家の方に居るだろうと推測する新。

ふたりは新の車で、家の方へ向かうことにしました。

美世は向かいながら、どうか、どうかと清霞の無事を祈ります。

そんな美世を見た新は、美世が安心するような言葉をかけました。

あの人は本当に強い。

新は清霞の強さを確信しているように、そう言いました。

新の言葉に少し安心した美世。

さらに新は、思い詰めて夢見の力が暴走を始めないように、美世に忠告します。

そして、何があっても美世の味方だと、優しく言うのでした。

美世は、義浪に『新と似ている』と言われたことを、ふと思い出します。

しかし美世は、新は自分よりも立派でまぶしい人だと思うのです。

美世は新の気持ちを受け止め…

そして自然と頷きながら、信じていると伝えるのでした。

新の車のおかげで、あっという間に家についた美世。

すぐさま玄関に向かうと、家の中から大きな物音が…

人の気配があり、何やら言い合っているような声が聞こえてきました。

美世が家へと足を踏み入れると、

『隊長を治せないって、どういうことだよ!』

そう言って、清霞の部下の五道が、辰石一志に掴みかかっていたのです。

手の打ちようがないんだから仕方ない、と言って涼しい顔をした辰石。

屁理屈を言う辰石に激怒する五道は、

普段の印象とは全く違う様子で、詰め寄っていきます。

清霞と閣下の厚意で、家の罪を許された辰石。

そんな恩がありながらも横柄な態度を示すことに、五道はより苛立ちを見せました。

美世はふたりのやり取りに戸惑いながらも、

とりあえずその場を去って、清霞の私室へと向かいました。

美世は部屋の前に着くと、緊張で手が震えます。

そのまま声をかけるのも忘れて、勢いよく襖を引きました。

そこには葉月がいて、驚いた様子で美世を見つめます。

そして葉月の傍には、生気の無い清霞が、ピクリとも動かずに横たわっていました。

美世は絶望しながらも、無意識に清霞の手を取り…

清霞の手首からは微かに脈を感じ、生きていることに安堵する美世。

美世が涙をこぼしながら清霞を見つめていると、

葉月がそっと優しく、美世を後ろから抱きしめました。

『美世ちゃん、来てくれてありがとう。』

『ふたりがバラバラのまま、永遠にお別れになったらどうしようって、私…』

葉月がどれだけ心配していたかが、伝わってくる美世。

申し訳なさと、自分を信じてくれていたことが嬉しくて、美世はさらに涙を流します。

『なるほど、霊の強い怨みに吞まれましたか』

突然、新がそう言いました。

新の存在に気付いていなかった葉月は、ぎょっとします。

葉月は動揺しながら美世に説明を求めると、

美世はうろたえてしまい、上手く言葉が出ません。

そんな美世の代わりに、新は美世の従兄であることをさらりと明かしました。

そして、美世を守るためについてきたのだと。

葉月はハッとした様子で、固まってしまいます。

新は、葉月の想像している通りだと言うと、

久堂家の敵ではないのだときっぱり言いました。

葉月がもう何も追求しようとしないので、

今まで黙って控えていたゆり江が、口を開きました。

あっさりしている葉月を心配するゆり江に、美世が新は味方なのだと説得します。

そして美世は、心配してくれてありがとうございます、と微笑みながら言いました。

凛とした姿で話す美世。

そんな美世の変化にゆり江は涙ぐみ、慌てて目元を隠します。

するとそこへ新が、少し話したいことがあると言いました。

『おそらく、ですが…彼を目覚めさせる方法があります』

その言葉に一同が驚いていると、

居間にいたはずの五道でさえも転がり込んできました。

新は、夢見の力があれば助けられる、と付け足して言いました。

美世は異能の力を使いこなせていないのに、

自分の意思で清霞を救うために使うなど、無理な話だと思います。

やるのか、諦めるのか。

新に選択を迫られた美世は、諦めはしない、と言いました。

このまま何もせずに失いたくない、と強く思う美世。

美世は恐怖に耐えながらも、少しの可能性にすがり、大きくうなずきました。

覚悟を決めた美世の手を取った葉月は、

『無理はしないで、あなたのことも皆、心配している』

『あなたのことが大好きだからよ、忘れないでね』

葉月の言葉に、美世は心から嬉しく思い、微笑みます。

美世がひとりひとりの顔を見ると、

葉月の言葉通り、みんなが美世のことを気にかけるように見つめていました。

そして美世は呼吸を正し、新にどうしたら異能が使えるのかを尋ねました。

新は清霞の隣に布団を並べるように指示し、そこに美世が寝るように言いました。

美世は言われたとおりに横になります。

そして次に、清霞の手を握るようにと新からの指示が。

そっと清霞の手に触れると、氷のように冷たく感じます。

美世が目を閉じると、繋いでいる手から、

黒くてどろどろしたものが流れてくる気がしました。

それが怨念であり、人の心を蝕む毒だと話す新。

これを取り払うか、吞み込まれた清霞の意識を浮上させなければならない。

だんだんと、音や気配が遠ざかっていくのを美世は感じています。

その中で、新の声がはっきりと聞こえてきました。

『あなたはこれから、身体を抜け出した魂だけの存在になって、清霞の身体に入り込む。』

『彼の魂を探し出すのです』

意識が遠ざかっていく中、美世は突然身体が浮き上がるような感覚がありました。

目を開けると、真っ暗な闇が…

怖いと感じながらも、美世は前へ進みます。

美世は小さい頃に蔵に閉じ込められたことを思い出し、恐怖で涙が滲んできました。

どこにいるのかわからないまま、清霞を探して闇の中を歩き続ける美世。

ひたすら歩いて、時間の感覚が曖昧になってきた頃…

微かに物音が聞こえてきました。

音のする方へと向かうと、そこには星が瞬く夜空が広がっていました。

そこはまるで現実のような、道があり、山があり、草木が生い茂っていたのです。

突然変わった状況に美世は戸惑いますが、

この風景をどこかで見たことがある気がすると感じます。

すると、誰かがいる気配が。

『旦那さま!』

姿は見えずとも、その気配が清霞だと美世は感じ取ります。

清霞はひとりで、死者の強い怨念と戦っている。

そう感じる美世は、清霞のもとへとひたすら走り続けるのでした。

―――どろどろと、鈍い光を放ちながら霊たちが迫ってくる。

かろうじて人型に見えるそれらを、清霞は異能の炎で焼き払っていました。

(あの時死んだと思っていたが)

どれだけの時間をこうしているだろう、と思う清霞。

清霞は、ここへ来る前のことを思い返します。

それは、あの夜のこと…

―――ついに、一般の通行人が霊と遭遇し、犠牲となってしまった。

休暇中に清霞が呼び出され、

対異特務小隊での討伐作戦を行うことになりました。

最初は清霞と五道が本部にて指揮をとっていたものの、

異能者たちの怨霊は手強く、隊員たちは苦戦していました。

なので清霞自らが、討伐に出向くことになったのです。

討伐中、霊と戦っていた隊員が餌食になろうとしているところに、清霞は居合わせました。

清霞はとっさに間に入り、周りにいた霊ごと異能で一掃します。

しかし、一気に怨霊を滅することには成功しましたが、

異能を使う寸前、清霞は怨霊に触れてしまっていたのでした。

―――(迂闊だったとしか言いようがないな)

振り返って、清霞はそう思いました。

あっという間に、怨念に意識も心も飲み込まれた清霞。

意識を失ってここへ来たことは確かであっても、戻る方法が分からずにいました。

怨霊たちは何度も湧いてきて、キリがありません。

不思議なことに、ここは肉体的な疲れは感じませんが、

精神的な疲労が、清霞に苛立ちを感じさせていました。

するとそこへ、聞こえるはずもない美世の声が聞こえてきたのです。

この声は異形の仕業だと思う清霞は、

無意識に美世を求めてしまうほど心細いのかと、苦笑いを浮かべます。

何度も聞こえてくる美世の声。

『旦那さま、もう戦わないでください』

今度ははっきりと、美世の声が清霞に聞こえてきました。

清霞が振り返ると、そこには美世が立っていました。

美世が清霞の手を握ると、清霞は咄嗟に美世を抱きしめました。

美世に触れた瞬間、終わらない戦いが、本当に恐ろしかったのだと気づきます。

美世の温かさに、安堵する清霞。

すると美世は、清霞を迎えに来たのだと言いました。

清霞は、自分も美世も死んでいないことに安心し、

背後に迫ってくる怨霊たちを、再び薙ぎ払いました。

そして美世に、これをなんとかして現実に戻る方法を知らないかと尋ねます。

美世は清霞の隣に立つと、手を握ってくれないかと頼みました。

清霞が手を握ると、美世は安心した様子で前を見据えます。

『――消えて』

美世のこの一言が、絶大な効果を発揮したのです。

瞬く間に、霊たちが消えていきました。

清霞が言葉を失っていると、

夢見の異能の力だと、美世はたどたどしく言いました。

いつのまにそんな技を、と清霞は思いながら、

『お前もすっかり異能者になったわけか』と清霞は言いました。

美世が驚いたように清霞を見て、

改めてそう言われると不思議だ、と言って怪訝な顔で首をかしげます。

清霞は気が抜けたように、ため息をつくのでした。

―――ふたりは手を繋いで、静かな夜道を歩いていました。

美世は、清霞がいるだけで安心感が違うと感じています。

すると清霞が、ここは私の夢の中なのだろうか、と尋ねました。

たぶんそうだと美世は答えますが、

色々と理解できていないことが多く、分からないことばかりです。

美世は清霞に、一番伝えなければならないことを伝えました。

『ごめんなさい』

立ち止まり、深く頭を下げる美世。

すると清霞は、謝るのは自分の方だと言いました。

しかし美世は首を横に振り、

『大切なことが何も見えていませんでした。』

『全部一人でやろうとして、結局できなくて…』

そう言って、美世は落ち込んでしまいます。

美世は、清霞といたい、という本心を勇気を出して打ち明けました。

清霞はしばらく黙っていましたが、

言われなくてもそのつもりだった、と美世に言いました。

『こんな私でいいなら、戻ってきて欲しい』

『薄刃ではなく、私を選んでくれないか』

その言葉を聞いた美世は、涙がこぼれます。

そして清霞は、本当なら薄刃家に迎えに行くつもりだったのだと言いました。

逆に美世が迎えに来てくれて格好がつかないと、清霞は落ち込みます。

清霞の意外な一面を見て、思わず笑ってしまう美世。

ふたりは繋いだ手を強く握り、暗闇の中を一歩ずつ歩いていくのでした。

続きのネタバレあらすじはこちら




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