私の幸せな結婚|漫画27話ネタバレ予想!薄刃家と帝の取引・小説2巻

和風シンデレラストーリー『わたしの幸せな結婚』。

この記事では、漫画27話のネタバレをご紹介します。

この記事は、原作小説をもとにネタバレを書いています。

※連載漫画27話の公開前は、小説をもとに漫画のあらすじを予想しています。

※連載漫画27話の公開後は、実際の漫画をもとに更新しています。

現在何話まででてるかは、こちらの記事で確認してください。

私の幸せな結婚|原作小説は完結してる?漫画が何巻・何話まででてるか解説

目次

わたしの幸せな結婚|漫画27話ネタバレ予想

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

新が出ていってしばらく経った後、祖父の義浪が美世を訪ねてきました。

義浪は美世に断りを入れてから座ると、

もっと早くここへ来て話すべきだった、と美世に謝りました。

美世は義浪に対し、最初は厳格な印象がありました。

しかし今は、威圧感のないごく普通のお爺さんだ、と思います。

義浪は、必要なことは新が大方説明しているだろうと言い、

話せることは、美世の母親である澄美のことだけだ、と言いました。

美世は母親について聞きたいと思うも、

自分の異能を封じたのは母親だと知ってからは、戸惑いを隠せずにいました。

そして美世は、聞きたいことは他にある、と言って、

『やはり旦那さまに会いたいという要望は叶わないでしょうか』

たどたどしくも、そう尋ねました。

義浪は美世の要望を聞いて、困ったように唸ります。

薄刃家を実際に取り仕切っているのは義浪であり、

美世の今後を決めるのも義浪ということになる…

なので美世と清霞が会うことについても、決めるのは義浪なのです。

『儂としては叶えてもよいとは思うが、とある方面から念を押されている』

『それにたとえ会いに行ってもおそらく会えぬ』

義浪は唸りながらも、そう言いました。

会えないとはどういうことなのか美世が尋ねると、

今現在、帝の命で対異特務小隊が面倒な任務を請け負っていると義浪は言いました。

美世は前に、清霞にも忙しくなると話されていたことを思い出します。

こんな時に清霞を支えられないのかと思うと、美世の涙が頬をつたいました。

『泣くほど、あの若造に会いたいか』

義浪が尋ねると、美世は否定します。

美世は、自分の無力さが情けない、と言うと、

義浪はそれ以上は何も聞かずに、ただ頷くのでした。

小さい時から欲しかった異能も、いざあると知っても何の役にも立たない。

美世は自分の無力さに、ぽろぽろと涙をこぼしました。

すると義浪が突然、美世と新は似ている、と言いました。

環境と能力が噛み合わず、もどかしく思っていること…

もっと早く斎森家での美世の扱いを調べていれば、

こんなにも悩ませることはなかった、と義浪は深く頭を下げました。

『突然この家にやってきて、すぐには馴染めないかもしれん』

『しかし、血の繋がった家族だからこれからは遠慮せずに頼ってほしい』

美世はその言葉を聞くと、葉月にもそう言われたことを思い出しました。

俯き、美世の心はどんどん沈んでいきます。

今までともに過ごせる家族を待っていた、美世。

しかしそんなものは現れずに諦めていたところに、

家族として頼ってほしいと言われても、美世にはどうしたらいいか分からないのです。

『家族とは、何なのですか?』

美世は、こんなことも分からないからみんな呆れてしまう、と言いました。

そして美世は一方的に話してしまったことにハッとし、義浪の方を見ます。

しかし義浪は、優しく微笑んで美世を見つめていたのです。

義浪は美世の本音を聞けて良かった、と言って、

抱えきれなくなったものを分け合えるのが家族ではないか、と言いました。

美世が理解できずにいると、

今の美世は、ひとりでは気持ちを飲み込めずに吐き出したのだろうと尋ねる義浪。

美世は戸惑いながらも頷きました。

ひとりでは重すぎる荷物を持ってもらう、

荷物を持つ苦しみを労い、運び終わった時の喜びをともに味わう…

それを気兼ねなくできることが家族だろう、と義浪は言いました。

そして美世は、母が出て行ったときはどうだったのかと尋ねました。

澄美が強引に斎森家に嫁いだ時は、薄刃家は相当怒りを感じたはず。

義浪は少し黙ってから、あの時は我を忘れるほど怒ったと言いました。

親不孝者の娘は許さないと誓ったとも。

美世は、恐る恐る、母を嫌いになることはなかったのかと尋ねました。

嫌いにはならない、と義浪はすぐに答えました。

『許さんと思う以上に、娘が大事だった。』

義浪がそう言うと、美世はそういうことなのかとハッとします。

美世には同じ目線に立ち、同じ感情を共有する存在は今までいなかったのです。

すると義浪は、美世のことを澄美と同じように思っていることを告げました。

こうして出会えて本当に幸せだ、と言う義浪の目に涙が浮かびます。

夢見の異能が貴重だから、ということ以上に、

美世に心の底から会いたいと願っていたのだということが、美世には分かりました。

美世はたどたどしくも、感謝の気持ちを口にします。

そして美世は義浪と話しているうちに、やはりここに居るべきではない、と感じていました。

それは、美世にはともに生きたい人がいる。

まだ間に合う、と美世が腰を上げたその瞬間…

扉が勢いよく開き、険しい表情をした新が入って来たのです。

義浪は何かあったのかと聞くと、

気まずそうに、重い表情で美世の方を見る新。

そして義浪は何かを察し、新とふたりで部屋を後にしました。

ふたりの様子から、嫌な予感がする美世。

良くないことだと思いながらも、そっと2人の後を追いました。

ふたりが小声で話しているのを見つけ、美世は息を潜めます。

最初は声が遠くよく聞こえませんでしたが、

注意深く聞いていると、対異特務小隊の任務中に問題があったと。

そして、隊長である清霞だけが、負傷したのだと美世の耳に入りました。

美世の心臓の音は一気に跳ね上がり、思わず話に割って入ってしまいます。

美世に聞かれているとは思わなかった新は、

戸惑いながらも、美世に部屋に戻るように指示しました。

しかし美世は首を横に振り続け、新に怒鳴られようとも怯みません。

美世の揺るがない気持ちに新は諦めを見せて、

清霞が負傷し、倒れてしまったことを話しました。

淡々と話す新とは裏腹に、美世は酷く動揺します。

美世は何があったのかと叫ぶように聞くと、

詳しいことはまだ分からないが、意識が戻らないのだと新は答えました。

許してもらえるまで謝って、もう一度、

清霞とともに生きていくのだと思ったばかりのこと。

また失ってしまう悲しみが、美世の心をどんどん蝕んでいきます。

呆然としている美世に、義浪が心配そうに声をかけました。

いつの間にかに清霞のいない世界は、

美世にとって考えられないものになっていたのです。

すると美世はふと、(まだ決まったわけではないわ)と思います。

清霞が死んだ、という決定的な話は出ていません。

今諦めては昔と変わらない、と思った美世は、走り出します。

あと一歩で外へ、というところで、美世は新に肩を掴まれました。

振り返ると、行かないでくれ、と泣きそうな顔をした新が。

美世は新の気持ちを十分理解しながらも、

清霞と生きていくことを諦めたくないのだと言いました。

斎森家から逃げたかったときにこの家に来ていたら、幸せだっただろうと思う美世。

しかし、清霞と過ごす日々を知り、手放したくないのだと強く思うのです。

行かせてほしい、と懇願する美世に、

この家に美世を留めるように取引しているのだと、新は白状しました。

新は少し迷いながらも、取引している相手を口にします。

それはなんと、国の頂点に立つ、帝だったのです。

美世を薄刃家に招きたかった新に手を貸し、

対異特務小隊に厄介なことが起こることも予知していたという帝。

帝は何故、美世と清霞を会わせたくないのか。

新はその理由が分からないが、命に背けば美世が罰を受けるかもしれないと思います。

薄刃家事態も罰の例外ではないと思いながらも、

夢見の異能者である美世に従う、と新は言いました。

『行ってください。その代わり、俺も一緒に行きます。』

美世の為に掟に背く覚悟を決めた新に、

義浪は深くため息をつきながらも、清霞のもとへ向かうことを許可しました。

美世は義浪に深く感謝し、新とともに薄刃家をあとにするのでした。

続きのネタバレあらすじはこちら

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